セッション
フューチャーポイント
狂気 レベルMAX
芸術的 レベルMAX
賛否両論 レベルMAX
第85回アカデミー賞 (2015年)
録音賞
編集賞
スタッフ・キャスト
監督 デイミアン・チャゼル
(代表作:グランドピアノ 呪われた黒鍵, ラスト・エクソシズム2 等)
役者 マイルズ・テラー (役名 アンドリュー・ニーマン)
(代表作:ファンタスティック・フォー, ダイバージェントNEO, きみといた2日間 等)
(代表作:スティーブ・ジョブズ, ダークスカイズ, スパイダーマン 等)
ストーリー
ニーマンは一流のジャズドラマーになるべく
アメリカの名門音楽学校へ通っていた。
ある日ニーマンが学校内でドラムの練習をしているところを
学校内で最高の指揮者として有名なフレッチャーに目撃される。
ニーマンのドラムの腕に可能性を感じたフレッチャーは、
自分のバンドにニーマンを招待した。
ニーマンはバンドに入りフレッチャーの指導を受けることになったのだが、
フレッチャーの指導は常軌を逸したスパルタ指導だった。
怒号、罵声、暴力, 罠等ありとあらゆる手段を用いて
フレッチャーはニーマンを追い込んでいく。
ニーマンは一流のジャズドラマーになるために
家族と恋人を投げ打ったが、
スパルタ指導は日に日に増していき
練習は狂気に包まれていく。。。
感想
狂気じみた指導法
最近の映画・漫画では練習・修行シーンをほとんどカットして、
試合・バトルのみを描くという作品が多い。
しかし、この映画はニーマンのドラムの練習シーンが
映画の大半を占めている。
フレッチャーの指導がスパルタなため、
見ている側は常に恐怖を感じながら練習シーンを見ることになる。
スパルタに耐えながらの練習シーンのニーマンの表情は苦悩そのものだ。
このスパルタの指導法には賛否両論あるが、
筆者チャコール的には間違いではないと考えている。
確かに行き過ぎている点は若干ある。
しかし、特別な才能のない一般人には
練習して練習して練習を重ねていかないと
表現できない世界というのがある。
なので、練習させる環境作りの一環としてなら
このような指導法も有ではないだろうか。
もちろん、指導者のストレス発散のために
スパルタ指導を行うのは絶対にいけません笑。。。
ニーマンの独奏
映画の後半でニーマンがドラムを独奏するシーンがあるのだが、
この独奏シーンのニーマンは
今までに見てきたどのシーンのニーマンよりも輝きを放ち、
ニーマンの世界というのを表現している。
今までの苦悩の練習シーンを見てきたからこそ、
この独奏にかけるニーマンの気持ちがビシビシと伝わってくる。
この独奏シーンには
狂気・怒り・苦悩が詰まっており、
映画を見る人全員を画面に引き寄せるような引力がある。。。
まとめ
・マストで見るべき映画
・狂気の詰め合わせ
・独奏シーンの引力