きっと、星のせいじゃない
フューチャーポイント
煌き度 レベルMAX
純愛度 レベルMAX
誠実度 レベルMAX
スタッフ・キャスト
監督 ジョシュ・ブーン
(代表作:ハッピーエンドが書けるまで, きっと、星のせいじゃない 等)
役者 シャイリーン・ウッドリー (役名 ヘイゼル・グレース・ランカスター)
(代表作:ダイバージェント, ダイバージェントNEO, ファミリーツリー 等)
アンセル・エルゴート (役名 オーガスタ・ウォーターズ)
(代表作:キャリー, ダイバージェント, ダイバージェントNEO 等)
(代表作:ロンリーハート, 遠い空の向こうに, ワイルド・アット・ハート 等)
ストーリー
ヘイゼルは末期ガンを患い、
酸素ボンベが手放せない生活に落ち込んでいた。
その様子を気にかけた母親のフラニーは
ガン患者の集会に行って友人を見つけることを
ヘイゼルに進めてみた。
ヘイゼルは渋々集会に行ったのだが、
そこで片足を切断したが骨肉腫を克服した少年
オーガスタに出会う。
2人は次第に惹かれ合っていったのだが、
ヘイゼルは自分が末期ガンであるためか
オーガスタとの間に壁を作ろうとする。
相手を傷つけることと
自分が傷つくことを恐れたのだ。
しかし、ヘイゼルの大好きな小説がきっかけとなり、
ヘイゼルがオーガスタとの間に作った壁は消えてなくなった。
壁のなくなったヘイゼルとオーガスタは
その小説の作者に会いに行くために
作者が住んでいるオランダへと旅立つ。。。
感想
オーガスタの優しく深い愛に泣いた
日本ではヒロインが不治の病にかかったお涙頂戴ムービーが
数多く存在しているが、
この映画はジャンルこそ一緒だがそこら辺の作品とはレベルがまるで違う。
ヘイゼルとオーガスタが出会った当初、
ヘイゼルは「自分の死で悲しむ人は少ないほうが良い」と
暗いほうに考えていたが、
オーガスタは「死ぬまでの生きた証を残したい」と
明るいほうに考えていた。
死と隣り合わせのヘイゼルの考え方にも
死を乗り越えたオーガスタの考え方にも納得できる。
死を乗り越えた者と乗り越えていない者の
死への考え方が異なる二人の会話は見ていて面白かった。
またオーガスタはユーモアに富んだ青年で
映画内でヘイゼルに様々な素敵な言葉をかける。
・俺はまだ君に慣れていない
・虹を見たければ雨を我慢すべき
・生きていれば傷つくこともあるけど、その相手は選べる 等
その中でもストーリー後半にガン末期のヘイゼルに言う
「0と1の間には小さな無限が存在する」
(0.1, 0.15, 0.152, 0.1529 ・・・等)
という言葉が筆者チャコールの心に強く残っている。
オーガスタはこの言葉を通じてヘイゼルに
生きている時間がわずかでも、
そのわずかの時間でも無限ともいえる思い出を作ることができると
言いたかったのではないだろうか。
その言葉をかけた数日後、
ヘイゼルはオーガスタに対してこのような感謝の言葉をかける。
「あなたは私に永遠をくれた」
このやりとりを見た筆者チャコールは
目から涙があふれてきました笑。。。
価値ある120分
この映画を見ている120分は
誰が見ても価値ある120分になると筆者チャコールは確信している。
こんなにも死と向かい合った少年・少女はいるのだろうか。
こんなにも死と戦った少年・少女はいるのだろうか。
こんなにも死と向かい合った少年・少女を愛した少年・少女はいるのだろうか。
ヘイゼルやオーガスタのように小さな永遠を生きて
煌いている人間を見ると、
社畜ごときで音を上げている自分自身が恥ずかしくなる笑。
さぁ、明日からまた仕事を頑張ろう笑。。。
まとめ
・だれにでもおすすめできる映画
・筆者チャコールの涙腺のツボを完ぺきに押さえた映画